エスナック教育里親グループ
エスナックは、里親が里子に養育費資金を送ることから始まりましたが、1999年、それ以外の現地の切実な要望に応えるため「わかち合いの泉基金」を設立しました。
この基金はバザーの収益・寄付金などによって成り立ち、以下のような幅広い支援を行っています。
1999年から2024年まで総額1億6千万円以上の支援を行いました。
2024年、タンザニアのST. MARY’S CHILDREN’S HOMEに遊具を設置しました。
この施設には、親に捨てられた子どもや虐待を受けて保護された子どもたちが暮らしています。
野生動物の危険があるため、外で自由に遊ぶことができず、施設内の敷地で過ごす日々。
そんな子どもたちにとって、安心して遊べる場所は、心の健康を取り戻す大切なきっかけとなります。
今回の支援では、総額60万円の寄付により、施設内にプレイパーク(遊具エリア)を設置。
すべり台やブランコなどの遊具を通じて、子どもたちは笑顔で、仲間とともに健やかな時間を過ごしています。
タンザニアのST.MARY′S CHILDREN’S HOMEの子どもたちが遊ぶプレイパークを設置するために寛大なご寄付をしてくださった皆様に、感謝の気持ちを込めてお礼の言葉を申し上げます。この施設は2022年6月に開設されました。現在、42人の子どもたちがいます。これらの子どもたちの中には完全に孤児の子もいれば、シングルマザーの子もいます。両親に捨てられ、父親に虐待された子もいます。危機に瀕した子どもたちは、私たちのこの施設で保護されています。このような施設を運営するには、政府に登録し、ライセンスを取得する必要がありますが、私たちの施設はそれを取得しています。子どもたちを助け、新たな希望を与えるために私たちは活動しています。
子どもたちのためにプレイパークを設置することは、緊急に必要でした。なぜなら、遊び場が建設される前は、子どもたちは泥や水で遊んでいたため、よく病気になり、とても不衛生だったからです。今ではプレイパークが設置され、子どもたちはとても幸せで楽しんでいます。子どもたちは良い運動ができ、とても健康的で清潔に遊べるようになりました。
親愛なる里親の皆様の寛大なご厚意に感謝いたします。私たちの愛する子どもたちからも特別な感謝と喜びをお伝えします。
タンザニア2024年10月 SR. EMILIA
インドでは男女差別が根強く残っており、特に結婚した女性は仕事を辞め、家族の世話をする風潮がまだ存在します。仕事をするための技術を身につけることは、女性たちが自分たちの未来を積極的に生きる術となります。エスナックの支援によって、より多くの少女と女性たちが講義と実習を通じてスキルを身につけ、美容師、仕立て屋、コンピュータ技師等の資格を取り、自分の才能を活かして生計を立てる力を得ました。(支援総額127万円)
彼女たちの家族も、娘が自立に向かって努力する姿に希望を感じています。
私たちは10ヶ所の村で、まず家庭訪問を行い思春期の少女たちの親に会い、重要性を伝え、思春期の少女たちや女性とグループミーティングを行い、職業訓練の重要性についての啓発プログラムを行ってきました。私たちは彼女たちが訓練を受動的に行うのではなく、積極的に参加する雰囲気をつくりました。
昨年の職業訓練期間中から現在に至るまで、 仕立て屋の女子 23 名、美容師の女子25 名、コンピューターの女子 29 名がスキルトレーニングプログラムを修了しました。 少女たちは、自分の才能を学び、伸ばし、生計を立てる機会を与えてくれたことを嬉しく思い、感謝しています。両親は娘が賢くなり、生計を立てようとしているのを見て喜んでいます。これまでこうしたスキルトレーニングの重要性を感じていなかった親たちも、今ではその大きな必要性を徐々に理解し始めています。
これまで家事労働しかできず過ごしていた少女たちが、自分の未来を明るくする夢を持っているのを見るのはとてもうれしいことです。美容師、仕立て屋、コンピューターコースを通じて、思春期の女子たちは外見と内面の美しさを伸ばす能力を強化してきました。彼女たちは生計を立て、家族を養うことで尊厳ある生活を送るという点で人格を形成しました。無力でありながら機会を得た女子たちと女性たちの未来を明るくするよう励ましてくださった皆様に感謝いたします。ESNAC 2023 わかち合いの泉基金で、彼女らの才能を伸ばし、生計の機会を与えるこのような絶好の機会で私たちをサポートしてくださったことに、彼女らは今後も感謝するでしょう。SR. SHIKHA
エスナックではエチオピアの紛争地域の子どもたちを里子として支援をしています。子どもたちは日々、銃声の音を聞きながら怯えて暮らしています。その地域で子どもたちの教育に携わっている修道会から、白アリの被害によって、幼稚園が崩壊の危険性にさらされているという報告が届きました。老朽化した給食室やトイレは子どもたちが安全で清潔な環境で過ごせる状況ではありません。そこで、エスナックでは、エチオピアのフンビカロ地域の幼稚園を再建することを決定しました。工事はすぐに始まりましたが、建設を行っている最中にも現地の人々は危険な状況に陥ることがあり、その度に避難をしながらの作業でした。(支援総額 358万円)
最も暗い日々にも太陽の光となってくださり、ありがとうございます。チーム全員を代表して、寛大な財政支援に深く感謝いたします。皆様の大きなご支援により、幼稚園建設の取り組みは成功しました。それは、幼い子どもたちの成長に大きな影響を与えます。
私たちの可能性を信じてくださったことは、私たちにとって大きなモチベーションの源です。皆様のご支援は、子どもたちの士気を高めるだけでなく、親たちの士気も高めてくれました。親たちは教育やその他の活動においても高い目標を目指す力を得られました。
この建設中、私たちは多くの課題に直面しました。私たちは連邦軍と反政府勢力の衝突が頻繁に直面する場所に住んでおり、道路封鎖や衝突の危険に遭遇していました。また、建設資材の高騰により、時間通りに資材を入手することもできませんでした。資材の入手困難、停電、建物完成のための資金不足、コミュニケーション不足などが、建設の遅れの原因となりました。こうした困難も抱えましたが、私たちは教育だけが子どもたちの心を啓発できると信じ、100人以上の子どもたちを入園させました。今、子どもたちはこの建物で学ぶことをとても喜んでいます。
通学不可能な山岳民族の子どもたちのため に、バングラデシュの数か所で寄宿舎を建設しました。お茶園の貧困家庭の子どもたちがここで勉強することができるようになりました。
津波により孤児になった子どもたちが生活する場所を建設しました。この子どもたちには多くの里親がつき、長年、支援を行いました。
親に捨てられた子どもや虐待を受けた子どもたちが生活しているケニアの孤児院に太陽光パネルを設置しました。学校から戻った子どもたちは夜も勉強することができるようになりました。
障がいをもつ子どもたちのための施設を建設しました。歩行訓練などを行った子どもたちは、自分の足で歩くことができるようになり、自由に動く喜びを知りました。
先天性の疾患を抱えて生まれたインドの女の子の手術費用を援助しました。手術は成功し、元気に生活することができるようになりました。